横浜市消防局神奈川県最大の都市、人口370万人を超える横浜市。広域な行政区域の中には様々な地形があり、市内を管轄する消防では多種多様な機材が配備されています。その機材は我々バスマニアから見ても非常に面白いもので、世界で1台だけのバスが2種類存在しています。そのバスが西工製であることはもはや説明する必要もないことでしょう。2018.01.07 11:46日産ディーゼルE-III(96MC)
UDの中型路線バス日産ディーゼル(以下:UD)の中型バスであるスペースランナーはRB,JM系とRM系で別れており、それぞれ西日本車体工業製と富士重工業製を架装していました。 1995年の排気ガス規制強化によりKC-世代へとシフトすると同時に路線バスはRMへ統合され、RMにも西工製が登場しました。以降2003年3月の富士重工業撤退まではどちらかが選択できるようになり、富士重工業のバス事業撤退後は当然ながら西工一択となり最終型まで続きます。今回はワンステップでKK-RM以降を揃える、小湊鉄道で撮影する機会を得ることができましたのでボディの移り変わりと共に三世代のRMを紹介していきます。KK-RM252GSN2018.01.02 04:07B(07MC)B-I(96MC)日産ディーゼル
壱岐交通九州の玄関口とも言われる福岡県からジェットフォイルで1時間少々進んだ先にある長崎県壱岐島。九州と対馬の中間に位置する壱岐島は「古事記」にも記載されているとされ、別称では天比登都柱(あめひとつばしら)として知られています。その壱岐島では人口26,000人ほど住む本島において必要不可欠な交通機関はやはりバスです。壱岐市郷ノ浦町に本社を構える壱岐交通は本島唯一の路線バスの事業者でございます。使用車両は主に日野、三菱ふそうが占めており近年ではUDの導入もされております。離島ならではのトップドアで補助席付きの島内貸切兼用車両が主流で、特に郷ノ浦~芦辺/勝本/瀬戸/印通寺など島内重要地区循環路線においては力を発揮され重宝されています。今回はその...2017.11.28 13:09B(58MC)日産ディーゼル
東京都交通局 大型車(未完成)2000年度のG代CNGノンステップを皮切りに東京都交通局へ納入されるようになった西工製バスは、2008年度のS代までその数258両となり都内随所で見かける事ができるようになりました。これらは一部を除き年代ごとに仕様が変わっておりバライティーに富んでいます。今回は現在も活躍する大型車に焦点を当てて紹介していこうと思います。2003年度(L代) KL-UA452KAN改富士重工のバスボデー撤退後に導入されることとなったため、自動的に西工製となりました。G代 H代 K代とRM JPといった中型で既に西工製バスは存在していたものの、大型車はこれが初となりました。2017.11.27 09:36基礎知識B-I(96MC)日産ディーゼル
中型のタンクカバーバスには車体のどこかしらに燃料を入れておく容器が必要で、天然ガス(以下:CNG)を燃料とする場合も当然容器が必要となります。ただ、通常の軽油燃料とは違いタンクの形状に自由がなく、充填するには都市ガスなどと同じように円柱型のボンベが必要になります。CNG車が初めて登場した時のバスはツーステップバスが主流であり、床高い分床下のスペースに余裕ができるため床下格納となっていました。しかしやがて低床化によって床の地上高は低くなり、床下スペースの確保が難しくなったことにより屋根の上に搭載されるようになります。 当然ボンベと配管をむき出しで設置する訳にはいかず、保護するためのカバーを被せるわけですが各メーカーや車種で様々な形状があるわけです。西日...2017.06.08 12:14日産ディーゼル
B型のタイプII 関東自動車編日デ中型ロングのJPシリーズには様々なボデーバリエーションが用意されていましたが、その中でも当時の京王帝都電鉄へ納入されたB型は異彩を放っていました。これはB型に日デオリジナルスタイル(西工SR)のバンパーをつけたもので、マニアの間では「京王顔」と呼ばれ親しまれているものです。正式な名称は58MC「Bスタイル タイプII」当初、京王帝都電鉄向けの専用仕様でしたが、後にカタログに掲載され他社でも選択可能となり、京王以外では1996年に大阪の水間鉄道と大川自動車。1997年(96年度)に横浜市交通局がKC-JPで納入されています。また、中型のRMでもごく少数納入されており、神戸電鉄(当時)と大阪市交通局が該当します。余談ですが、当時の京...2017.05.27 19:01B(58MC)日産ディーゼル
西武バス KL-UA272KAMUA460から富士重で導入が続いていた日デのフルフラットノンステップが2003年、ついに西工製でも登場しました。この西工製UA272(Nタイプ)は2回に分けて計10台が導入されましたが、並行してUA452(Gタイプ)も導入されており結果的にUA452へ1本化され、それ以降導入されることはありませんでした。西工UA272の納入先としては京都市交通局に続き2社目です。また東日本では唯一の納入例でした。 2015年に全車退役し、鹿児島交通へ移籍しています。型式には全車「改」がつきます。2017.05.05 18:43B-I(96MC)日産ディーゼル
西武バス KL-UA452KAN(CNG)西武バスでは2001年から2006年まで、年によって導入数にばらつきがあるもののCNGの大型路線車を毎年導入していました。2001年から2003年までは富士重で、2004年以降は富士重の撤退により自動的に西工になりました。西武バスは地域によって細かく仕様を分けており、西工でも当然様々な仕様で納入されています。CNG車では合計9台6形態が導入され、活躍していましたが2017年3月に全車退役となりました。筆者は残念ながらすべてを撮影することはできませんでしたので、本稿では4台を紹介していきます。2017.05.05 17:57B-I(96MC)日産ディーゼル
1台限りのV8日産ディーゼルが1995年から2000年にかけて販売した平成6年排気ガス規制適合のUA521系はV8エンジンであるRF8型を搭載した高出力車です。販売数はそれほど多くなく、40台あるかないか程度ですが、ほとんどが富士重工のR17型(7E,8E)で西工製がいるという話はほとんど聴きません。というのも、実はUA521系を架装した西工車はこの世に3台しか存在しておらず、その内2台は医療防疫車や移動教室車など特殊なものであるためです。では残りの1台はなんなのか。それが本項で紹介する車両です。2017.05.04 18:42B-I(96MC)日産ディーゼル